持続可能な水資源の利用を推進する、ネットゼロウォーターの実現をめざします
近年、SDGs やESG 投資が世界的に注目されており、持続可能な開発や生産は新しい価値として日本社会にも定着してきています。
ネットゼロウォーター研究会は、人間生活において必要不可欠な資源である水の、効率的かつ効果的で持続可能な利用を推進する技術やシステムおよびそのスキームについて検討し、その構築を目指します。
将来においては、敷地内の水収支をゼロにする、ネットゼロウォーターの構築ができることを目標とします。最終的には、施設のみならず地域単位でのネットゼロウォーターを実現することで、真に持続的な地域開発や地域運営になる社会を目指します。
※ネットゼロウォーター…水資源の消費を制限し、それを同じ流域に戻すことで、その地域の水資源を年間を通して量的にも質的にも枯渇させないことを意味する。(出典:米国EPA Net Zero Concepts and Definitions 訳:ネットゼロウォーター研究会)
効率的で効果的かつ持続可能な施設、敷地内の水処理・水利用に関する技術とシステムの情報収集を行います。また、技術体系の全体像を捉えます。
人工湿地などを用いて、緑地を活用した水浄化及び水再生システムを構築し、その提案をおこないます。
水浄化・水再生システムを実際のロケーションに設置し、運用、分析を行います。その分析結果をもとに、システムを改善していきます。
集約した情報や実証の成果を発信し、ネットゼロウォーターの普及をおこないます。
人間社会において、ネットゼロウォーターとはとてつもない理想の実現であると同時に、大変魅力的なテーマであると感じています。
日本は、2016年に「Society5.0」という安全・安心な地域社会重視の超スマート社会を目指すと宣言しています。
一方、世界的には同時期の2015年に国連において「SDGs」すなわち水分野を含む17の持続可能な開発目標が満場一致で採択されました。
これは、「より良き社会」を目指すということが、国や、人類共通の目標になってきているといえます。そして、世界的にも持続可能な水の利活用が大きな方策の一つとなっており、具体的な方法が求められています。
我々は、ネットゼロウォーターを実現することで、着実に「より良き社会」を作っていくことを肝に銘じ、様々な研究や提言を進めてまいります。
京都大学工学部土木工学科、ニューサウスウェールズ大学理工学部大学院(豪州)を卒業。
株式会社大成建設技術センターにて、地盤研究室室長、土木技術研究所長、副技術センター長を歴任。
この間に地盤工学会会長、日本品質管理学会副会長を務める。
その後、株式会社地圏環境テクノロジー顧問を務め、現在は、株式会社キタック顧問。
主な事業:統合型水循環シミュレーション
主な事業:都市緑化、農業潅水システム、フィルター・ミストシステム
主な事業:公園・緑地等の施工管理、公園・緑地等のメンテナンス、公園・スポーツ施設等における管理運営
主な事業:地下水・工業用水膜ろ過システム、排水リサイクルシステム
主な事業:ランドスケープデザイン、人工湿地設計
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